最近の地震エコー発生状況

2018-03-24 2018年1月24日青森県東方沖地震M6.2と、それ以降の状況-M6.1地震発生の可能性

2018年1月24日19時51分に青森県東方沖でM6.2が発生しました。札幌での観測では12月半ばから浦河局、青森局などからの地震エコーが観測されていました。その総継続時間は1月21日時点でM5.8でしたが、本日6.0となりました。しかし静穏期が全くない状態で地震発生となりました。報告が遅れました。浦河沖から青森沖では12月29日M4.9、1月10日M4.2(深さ120kmで、このM4.2ではエコーは観測されない)、1月14日M4.7が発生しました。M6クラスが発生する前にはこのようなM4.5-5が数発発生するのですが、それらが、観測されている地震エコーに最終的に該当する地震かどうか判断する必要があります。通常経験的に該当しない12月29日M4.9や1月14日M4.7に相当する地震エコー継続時間を差し引く必要はなく無視します。今日までに観測された最終的な総継続時間はM6.0相当で実際のM6.2より0.2小さくなりました。経験式を少し変更する必要があるかもしれません。またこれからも同じ局から地震エコーがまだ観測されるのであれば、一旦リセットして加算し始めることになります。図は2017年12月からの地震エコーの日別総継続時間です。

2018-02-14
その後、大規模な地震エコーは観測されていません。1月29日以降青森県東方沖でM4.2, 4.1, 浦河沖M4.7,択捉島沖M4.7, 根室沖M4.5, 厚岸沖M4.0などM4クラスが起こりましたが、地震エコーは少ないのでM5以上の地震はここ2週間以内ではおこらないと思われます。

2018-02-19
前回、M5以上は起こりそうもないと書きましたが、この数日に地震エコーが長く観測されています。2月7日エリモ付近でM4.7の発生があり、それ以降の計算で、予想Mは5.7-5.9です。震央は北海道えりもを中心とした太平洋側です。

2018-02-23
地震エコーは継続しており、もしもこの状況が続けばMは6クラスになると予想されます。発生日の予想はまだできません。図は23日昼までの日別地震エコー継続時間です。

2018-02-26
地震エコーは継続しており、Mは6クラスになると予想されます。発生日の予想はまだできません。図は26日昼までの日別地震エコー継続時間です。

2018-03-05
地震エコーは観測されず3月2日から静穏期となった可能性が高くなりました。3月10日までに発生する可能性が高くなりました。予想Mは6.1+-0.2で、予想震央域は日高沖、エリモ岬沖、十勝沖と考えられます。
最大震度は、震央が沖合のばあいでは太平洋側で5弱、沿岸部の場合では太平洋側で5強の可能性があります。図は05日昼までの日別地震エコー継続時間です

2018-03-13
10日を過ぎましたがM6.1は発生せず、12日15時40分に予想される領域、青森県東方沖でM4.9が発生しました。これはMが小さすぎて該当しません。しかし11日に230分12日に50分の地震エコーが観測されておりこれだけの合計で280分=M4.92相当となります。この現象が、偶然一致したように見えてM6.1の静穏期を打ち消しているのか、独立して発生したのか不明です。今後の推移を観るしかありません。図は13日までの日別地震エコー継続時間です。

2018-03-24
2月中の地震エコーと判定した異常を調べ直すとすべての受信周波数に異常があって、雑音の可能性が高くなりました。したがってM6.1は撤回します。12日のM4.9は独立した、地震エコーを伴った地震でした。