最近の地震エコー発生状況

2018-09-20 2018年9月06日北海道胆振東部地震(M6.7)

2018-09-08
2018年9月06日北海道胆振東部地震(M6.7)が発生しました。実は4月25日から地震エコーなのか雑音なのか決断を迷わせる変動が記録されてきました。9月に入っても静穏期にはなっていませんでした。そして島原のデータに気を取られているうちに地震発生となりました。以前から予報していたM7.9ではありませんでした。地震エコーと判定する根拠は放送局が複数ある場合地域にまとまりがあることです。例えば、函館、青森、八戸など、または、釧路、帯広、中標津というように。ノイズの可能性が高いのは地域性が無く周波数が86Mhz以上の局だけに現れるとか、80Mhz以下の局だけに現れる場合です。4月25日から現れた変動では浦河、青森、大阪には現れず、釧路、帯広、小樽(函館)、江差、八戸(帯広)広尾(羽幌)函館に現れました。道東の3点と道南の3点という2方向に分かれました。周波数に偏りはありません。大地震の地震エコーは広範囲に影響を受けるらしいので結果として地震エコーと解釈できるわけです。下の図は2018年9月03日に記録された地震エコーです。記録そのもは大変明瞭であることが判ります。

2018年04月からの地震エコーの日別総継続時間を示します。毎日現れることはなくゆっくりと進行していたことが判ります。また静穏期がないのは余震を多く伴う場合に見られる現象です。地震エコーの総継続時間は約3400分で推定マグニチュードは6.5です(本震はM6.7)。震央領域の推定については、地震エコーの発生局が2方向に分かれたので難しいです。北海道中央部またはその太平洋側沿岸域というのが限界です。実際には胆振東部の石狩東縁断層の近傍でした。ここでは2017年07月01日にM5.3が発生していました。

2018-09-13
13日昼までの地震エコー発生状況です。本震後、12日にこの地震特有の地震エコー43分間観測されました。余震活動は活発ですが他の内陸地震に比べると標準的かやや少ないと思います。震源が少し深いためと思われます。

2018-09-20
9月17日余震域のすぐ西側の石狩東縁断層付近に震央を持つM4.7が発生しました。震度は札幌方面がやや強く、余震のそれとは傾向が違っていました。地震エコーは14,16,17,18日に観測されました。これは余震域とは別の西側の領域つまり石狩東縁断層付近の地震活動の活発化を示唆するのかもしれません。19日までの地震エコー発生状況を下図に示します。