最近の地震エコー発生状況

2019-06-05 2019年島原観測点における5月からの新しい活動(1)

2019-Apr-16
4月16日までの地震エコーの推移です。3月27日の日向灘の地震(M5.4が2回)が発生するとまた継続時間の長い地震エコーが観測されてきました。4月08日に沖縄本島東方沖でM5.6が静穏期のない状況で発生し、その後4月12日にM5.0、4月14日にM5.2が発生してやや群発的となり、昨年2018年9月下旬の活動と似た状況になりました。この一連の地震活動が現在観測されている地震エコーと関係していると考えますが、もしもそうならば3月26日からの総継続時間から予想されるMは5.5程度なので1-2週間程度で大地震が発生することはないと考えます。今後地震エコーが長時間継続していくのか監視することになります。

2019-Apr-23
地震エコーは継続して観測されています。まだ静穏期にはならないようです。現在の段階での予想Mは5.7です。予想震央域は九州南東沖豊後水道、日向灘、種子島沖などが中心となると考えます。

2019-Apr-30
地震エコーは継続して観測されています。3日間の欠測が発生しましたが、まだ静穏期にはならないようです。全体に活動低下の傾向です。

2019-May-10-15h
本日07時43分にM5.6、08時48分にM6.3が日向灘で発生しました。09日までの地震エコーの推移を見ると静穏期はありませんでした。予想Mは6.0でしたが上回りました。過去の事例で静穏期がなくその時点での予想Mがほぼ同じか上回った場合には引き続き地震エコーが発生してさらにMの大きい地震が発生していました。昨年11月15日国後島北方沖M6.3の事例と今年1月8日種子島東方沖M6.0の事例が挙げられます。一連の過程の途中で発生する中ぐらいの地震は一見予想に合致しているのですが後から見ると関係がないのです。最後に静穏期が見られてその後に起こる地震が最終的な地震です。もしも本日の地震がこの事例に当てはまる場合には日向灘ではM6.5以上の地震発生に注意が必要になります。仮にその場合でも1-2ヶ月以上あとになる予想されます。4月上旬の沖縄本島の地震活動については今度の地震エコーとの関係は稀薄なのかもしれません。日向灘でのM6.5以上が準備過程にあるとすれば沖縄の地震活動は見えなくなる可能性が高いです。
----May-10-22h
静穏期がない事例は余震活動が非常に活発な地震に見られることがあります。

2019-May-15
M6.3のあと地震エコーは消滅しました。日向灘の地震活動は一段落したと考えられます。しかし新たに新居浜局(沖縄県那覇局)からの地震エコーが連続しています。沖縄県那覇局の可能性もありますので沖縄本島東方沖も要注意です。5月14日までの地震エコーの推移を示します。なお14時24分奄美大島北東方沖でM5.5が発生しましたが、静穏期がなく、これに該当するかどうかまだ判りません。

2019-May-19
新居浜局(那覇局)からの地震エコーは15日で止まりました。現在は何も無い状態です。新居浜局(那覇局)からのエコーが5月01日から始まったとすると5月15日までの総継続時間から、予想されるMは5.5でしたので一致していましたが、静穏期がありませんでした。しかしその後エコーは途絶えましたので該当している可能性があります。今後2,3週間くらい地震活動は低調と思われます。
2019-May-20
日向灘で18日03時27分M3.4、19日11時00分M4.0、23時50分M3.9が発生しましたが、これらは5月10日のM6.3の余震と見られます。今後余震活動は減衰して行と思われます。

2019-May-23
伊予灘、日向灘、奄美大島近海で小地震が発生していますが余震的なものです。22日までの観測では、地震エコーは19日から現れてきましたが強いものではありません。豊後水道ー日向灘ー種子島沖では、今後中規模地震以上(M>5.5)はしばらく起こりそうにありません。下の図は22日までの地震エコーの推移です。

2019-May-27
26日までの地震エコーの推移です。22日から新居浜局(那覇局の可能性あり)からのエコーが観測されてきました。5月15日の奄美大島北東方(屋久島南方沖)M5.7と同じような様相を呈してきました。26日にはこの場所でM4.5が発生しましたが、Mが該当しません。Mが小さすぎます。今後伊予灘(新居浜局の場合)または沖縄本島・奄美大島・屋久島南方沖(那覇局の場合)が震源域になる可能性があります。

2019-Jun.-01
5月31日までの地震エコーの推移です。新居浜局(那覇局)からのエコーは継続しています。状況に大きな変化はありません。

2019-Jun.-05
5月01日から6月05日までの地震エコーの推移を下に示します。ほとんどが新居浜(那覇)局からのエコーです。もしも今すぐに地震が起こるとすればMは5.7-6.0と予想されます。エコーの初現がいつだったのか不確実なのでこれが誤差を生ずることになります。震央域はエコー源が新居浜局であれば伊予灘が考えられますが、もしもそうであれば四万十局、鹿屋局、南阿蘇局などもエコーを出すと思われるますが実際にはありません。従って那覇局がエコー源である可能性が高いと思います。この場合には北部琉球海溝沿い(沖縄本島東方沖、奄美大島東方沖、同北東沖、屋久島南東沖など)が震央域となるでしょう。しかしこのまましばらく地震は起こらずに予想Mが大きくなって行く可能性が高いと考えます。