最近の地震エコー発生状況

2017-10-31 (休止中)島原観測点で観測されている九州新燃岳の噴火活動の前兆と考えられる地震エコー(新しい情報は下方に付け加わります)

2017-10-12
新燃岳では10月05日ごろから地震活動が活発化し、11日05時34分噴火しました。これに先立つ9月21日から四万十局と鹿屋局からの地震エコーが急増して今までの3月からの前兆とは異なる地殻活動の前兆が発生していると考えられました。地震エコーは微弱な地殻変動によるラドンガス噴出が原因ですから地震前兆か噴火前兆かは起きてみなければ判りません。9月30日からそれまで地震エコーのなかった83.8Mhzのチャンネル(西日本では新宮局が大きく100w、島原に近い局では南阿蘇、10w)にも地震エコーが観測されて継続しています。10月08日から四万十と鹿屋局からの地震エコーが長く継続していますので噴火活動は活発化する可能性が高いですが地震活動も高くなると考えられます。ただし噴火規模と地震エコー総継続時間との統計的経験式はまだ確立していません。四万十局の地震エコーの累積を9月21日から計算するとMが6.6−7.0に相当します。これがどのくらいの規模の噴火に相当するかは不明です。図は11日までの地震エコー日別継続時間です。

2017−10-14
10月13日までの地震エコー日別継続時間を示します。新宮(南阿蘇)と宮崎が増加傾向にあることが判ります。14日も水蒸気噴出が発生しましたがこれからもさらに発生する可能性があります。

2017-10-17
10月16日までの地震エコー日別継続時間を示します。増加傾向はおさまりましたが、89.2Mhz新居浜局からも初めて地震エコーが観測されました。全チャンネルから観測されたことになり広範囲に異常領域が広がっていることが判ります。規模の大きい噴火を想定する必要があります。

2017-10-20
10月19日までの地震エコー日別継続時間を示します。14日頃から新たな段階へ変化したように思います。

2017-10-23
10月22日までの地震エコー日別継続時間を示します。14日頃からの新たな段階は継続しています。

2017-10-26
10月25日までのまでの地震エコー日別継続時間を示します。14日頃からの新たな段階は衰退する傾向にあります。この14日からの活動期の静穏期が始まったとするならば起こる現象が地震ならMは5級となります。噴火ならそれに相当するエネルギーを出す噴火ということが考えられます。しかし3月から始まっている四万十局からの地震エコーが静穏期になるかどうかが問題です。もしもこれを含め全チャンネルが静穏化するとM7級の地震の発生確立が高まります。

2017-10-28
台風22号が九州南東沖を通過しようとしています。まだ静穏期ではありませんが、この付近は予想される震央域の一部なので地震が誘発される確立が高まると思われます。8月6日には台風5号が同じような場所を通過しましたが何も起こりませんでした。

2017-10-31
10月30日までのまでの地震エコー日別継続時間を示します。新燃岳の噴火は一段落したようです。長期的に見て行くと3月からの最初の段階では鹿屋(南方)、宮崎(南東方)と四万十(東方)でしたが、新燃岳噴火のあたりから南阿蘇や新居浜の東方が優勢になり、南方の鹿屋は無くなりました。この変化はラドンガスを噴出させる応力状態が変化していると考えると日向灘南部の圧縮力増大が一段落して、それが北部の豊後水道の方へも広がってきたことを示していると思われます。このような理由でこの新燃岳噴火前兆に関するサイトは終了したいと思います。